自分の本を造ってみたい。この思いつきを形にすること。形にして届けること。誰が受け取ってくれるかわからないけれど。
 言葉も文字もあまりに不確かだから、それに物質としての質量と形質を与えてみる。いずれ失われるつかの間のものだとしても。
 そんなわけで、このページは、ぼくが本を造る過程を記録していくページになるはずです。(2003.11.3)

本を造る 第1回 文学フリマ(第2回) 開催
     第2回 母の自費出版
     第3回 本を読む その1
     第4回 表紙案 その1
     第5回 本を読む その2
     第6回 第3回文学フリマ 開催
     第7回 表紙案 その2
     第8回 フォント、解像度のこと その1
     第9回 フォント、解像度のこと その2

第1回 文学フリマ第2回 開催


 今日(2003.11.3 文化の日)、『文学フリマ』というイベントに足を運んだ。大塚英志氏により発案されたこのイベントは、今回で二回目になる。会場となった青山のブックセンター本店カルチャーサロン青山では、入り口に当の大塚氏がいて会場の配置図を配ってくれた。このイベントのレポートから、このページを始めてみよう。(2003.11.3)

 初めに、文学フリマホームページから引用させていただこう。

「第二回文学フリマ」のお知らせ
「文学フリマ」は大塚英志氏の呼びかけを発端として、昨年十一月に開催されました。既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれず〈文学〉を発表できる「場」を提供すること、作り手や読者が直接コミュニケートできる「場」をつくることを目的としたイベントです。そこではプロ・アマといった垣根も取り払って、すべての人が〈文学〉の担い手となることができます。
具体的に言えば、参加者が自らの手による著作を自らの手で販売するフリーマーケットということになります。自分が〈文学〉と信じるものであれば、基本的にどんな形態の作品でも構いません。自費出版の本はもちろんのこと、ホッチキスで綴じただけのコピー誌でも構わないのです。つまりは「文学オンリーの即売会」と考えてください。

と、言うことである。

 さて、会場に恐るおそる、といった感じで入ると、いくつかの部屋に分かれた会場はどこも人でいっぱいだった。ブース、といっても机が一つ、ということだけれど、には、様々な「文学」が並べられ、その奥に、もしかすると「作者」とおぼしき方々が座り、あるいは立って「呼び込み」をしている。
 その姿は、いわゆる衣類やアンティックを売るフリーマーケットと変わらない。ここでは「文学」も一種の手工芸品なのだ、といった感じ。確かに、作者手作りの本などもあり、コピー本や手書き、などから、立派な印刷物まで様々だ。売り手のスタンスも、特に売る気もなさそうにあたりを睥睨している(?)風の人から、バナナの叩き売り風に(?)積極的に来場者に声をかける人までいる。おばさん、おばあさん風の方々が「あら、若い人ばかりね……」と入ってくると思うと、この道何年と言う感じのプロ風(?)オジさまが、若いものに高説をたれている風の風景も見られた。
 ぼくは、ホームページ上で出店者の自己紹介文を読んで、いくつか訪ねるブースに目星をつけていた。すべての店を回る訳にもいかないし、正直に言って、会場で作者本人と会うことを考えると、基本的に、何だか理由はともかく恥ずかしい、という感じがするのだ。だったら行くのを止めておけば良さそうなものだが、それでも行ってしまうのから我ながら自分の考えていることが分からない(でも、3、40分しかいなかった)。

 入場者数は、売り手側の約200人を含めて、1000人前後であったらしい。この数字をどう考えたらいいのかは、よくわからない。ブンガクって何なんだ、と改めて思う。(2003.11.21)

 exciteブックスの「文学フリマ」参加レポート へのリンク

 ■第2回 母の自費出版 へつづく


 

 

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